debianで指紋認証をできるようにする

debianでPCについている指紋認証を利用できるようにしたときのメモ。

アプリケーションの選択

今回はsynapticパッケージマネージャーからインストールできるfprintをインストールした。

インストール方法

大きくは下記の流れでインストール/セットアップをした。

  1. fprintdのインストール
  2. libpam-fprintdのインストール
  3. pamの設定(確認)/net.reactivated.fprint.device.policyの書換
  4. 指紋の登録

1 fprintdのインストール

指紋を登録するためのアプリケーションのインストールをする

  1. [アプリケーションメニュー]-[設定]-[Synapticパッケージマネージャ]を開く
  2. [検索]からfprintdを見つける
  3. fprintdのチェックボックスを選択して、[インストール指定]をクリックする
    ※依存関係があるパッケージが表示された場合、マークしてそのまま一緒にインストールする
  4. Snapticパッケージマネージャに戻ったら[適用]ボタンをクリックする
  5. 適用するパッケージを確認して[Apply]ボタンをクリックする
  6. 「変更が適用されました」と表示されたら[Close]ボタンをクリックする

2 libpam-fprintdのインストール

PAMでfprintdが利用できるようにライブラリをインストールする

  1. Synapticパッケージマネージャからlibpam-fprintdを検索する
  2. libpam-fprintdのチェックボックスを選択し[インストール指定]をクリックする
    ※依存関係があるパッケージが表示された場合、マークしてそのまま一緒にインストールする
  3. Snapticパッケージマネージャに戻ったら[適用]ボタンをクリックする
  4. 適用するパッケージを確認して[Apply]ボタンをクリックする
  5. PAMの設定が表示されたら/etc/pam.d/common-*にローカルの変更を上書きしますか?にチェックを入れて、[進む]をクリックする
    ※PAMは認証方式を一括管理するアプリケーションのこと
  6. 「変更が適用されました」と表示されたら[Close]ボタンをクリックする

3 pamの設定(確認)/net.reactivated.fprint.device.policyの書換

ユーザー認証管理アプリケーションのPAM(Pluggable Authentication Module)に設定が登録されているかを確認する

  1. /etc/pam.d/common-authを開く
  2. 「auth [success=2 default=ignore] pam_fprintd.so max_tries=〜」が登録されていることを確認する
  3. /usr/share/polkit-1/actions/net.reactivated.fprint.device.policyを開く
  4. net.reactivated.fprint.device.verifyの<allow_any>no</allow_any>をyesに変更する

  5. net.reactivated.fprint.device.enrollの<allow_any>no</allow_any>をyesに変更する

  6. 変更後保存して閉じる

4 指紋の登録

  1. [アプリケーションメニュー]-[アクセサリ]から[LilyTerm]をひらく
  2. fprintd-enroll ユーザー名を実行する
  3. Enrolling right index fingerと表示されたらEnroll result: enroll-completedと表示されるまで複数回指紋を読み取らせて登録する
  4. LilyTermを閉じる

5 ログイン時に指紋認証をする場合

ログイン時にユーザー名を入力後にパスワード欄を選択すると「Swipe youre finger across the fingerprint reader」と表示されるので指紋を読み取らせて認証する

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