Chromiumを使うと応答がなくなり動作が遅くなる場合に対処したこと

Chromiumを使っているとページの表示中に応答がなくなり動作が遅くなることがあった。
一度遅くなるとOSのログインや全体的な動作も遅くなることがある。
シャットダウン後に再起動などを実施しても改善されず、解消するにはChromiumの起動中に電源ボタンから強制終了をしないと動作が戻らなかった。
この様な症状のときに実施して改善した時のメモ。

環境

対処したこと

  • xorg.confのAccelMoethodにuxaを追加した。

debianのインストール時に標準で設定されているAccelMethodがsnaだったためuxaに変更した。
そもそも、Coreプロセッサー以前のPCなのでsnaにする必要もなかった。
uxaはUnified Acceleration Architectureの略称でGEMドライバーモデルをサポートするために導入されたバックエンドです。
snaはSandaybridge's New Architectureの略称で高速で先進的なハードウェアサポートを提供しています。

snaを利用してるかどうか確認するには/var/log/Xorg.0.logでSNAで検索してみる。
uxaで検索してヒットする場合はuxaが適用されている。

設定方法

  1. /etc/X11/xorg.confを開く
  2. AccelMethodをコメントアウトし下記のようにuxaを追加して保存する
    Option "AccelMethod" "uxa" # <str>
    ※BusIDが2つあったのでそれぞれに追加した。
  3. debianを再起動する
※Intel Graphicsについては下記を参照した。
Intel graphics(日本語)
Intel graphics(英語)
※xorg.confの設定法方に関して下記を参照した。
intel (4) - Linux Man Pages

補足(2019/06/23)

しばらくはよかったのだが半月利用しているとまた事象が発生し、Chromiumの以下の設定を変更したら発生しなくなった。
(今のところ1ヶ月くらい発生していない。)

  1. chormiumを開いてアドレスバーに「chrome://flags」を入力してflagsページを開く
  2. 検索バーに「proactive-tab-freeze-and-discard」を入力して検索する
  3. フラグを「Enable」に変更する
  4. chromiumを再起動する(再起動ボタンが表示されるのでクリックしてもよい)

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